上司への忌引き・訃報連絡と返信の例文|身内の不幸・葬儀のお礼への返し方

職場・仕事のLINE

身内に不幸があったとき、悲しみの中で「上司にどう伝えればいいのか」「返ってきたお悔やみに何と返せばいいのか」と手が止まってしまう方は少なくありません。この記事では、忌引きの連絡、上司からのお悔やみへの返信、葬儀後のお礼、そして上司側の訃報を受け取ったときの返し方まで、そのまま使える文面の形でまとめます。丁寧さよりも「必要な情報が届くこと」を優先して構いません。

この記事の結論

  • 上司への忌引き連絡は、①誰が亡くなったか(続柄)②休む期間③引き継ぎと連絡手段の3点を短く伝えれば十分です。
  • 上司からのお悔やみメールには「ご丁寧なお気遣いをありがとうございます。ご配慮に甘えさせていただきます」と感謝と受諾を短く返すのが基本で、長文の説明は不要です。
  • 深夜・早朝でも第一報は文面(メールやLINE)で構いませんが、冒頭は「夜分に失礼いたします」「朝早くに失礼いたします」など、送る時間に合ったあいさつに統一します。

上司に忌引きを伝えるとき、何を書けばいい?

忌引きの第一報に必要なのは、①亡くなったのが誰か(祖母・父などの続柄)②いつからいつまで休みたいか③その間の仕事の引き継ぎと連絡手段、この3点です。葬儀の日程や場所が未定でも、決まっていないと書いてしまえば問題ありません。悲しみや事情を詳しく説明する必要はなく、短い方がかえって読み手の負担になりません。

伝え方の順番は、まず直属の上司へ連絡し、その後に上司の指示を受けてチームや関係先へ共有するのが一般的です。会社によって忌引き休暇の申請方法(勤怠システム、所定の届出)が決まっているので、第一報のあとで落ち着いてから手続きすれば間に合います。第一報の段階では「詳細は追ってご連絡します」と一言添えておくと安心です。

電話がつながる時間帯なら電話が丁寧ですが、始業前や移動中で難しければメールやビジネスチャットで構いません。急ぎであれば「取り急ぎ文面で失礼します」と添えておけば、失礼にはあたらないと考えてよいでしょう。

例文

おはようございます。本日未明に祖母が亡くなりました。忌引き休暇として本日から○日までお休みをいただきたく、ご連絡いたします。担当案件は△△さんに引き継ぎをお願いし、日中はメールで確認できます。

朝に送る場合の形。続柄・期間・引き継ぎの3点だけで十分伝わります。

例文

夜分に失礼いたします。先ほど父が亡くなりました。明日から数日、忌引き休暇をいただきたくご連絡いたします。葬儀の日程が決まり次第、改めてご報告いたします。

深夜に送る場合。冒頭のあいさつは時間帯に合わせ、朝のあいさつと混ぜないようにします。

避けたい例

すみません、いろいろあって数日休みます。落ち着いたら連絡します。

誰が亡くなったのか、いつまで休むのかが分からず、上司が勤怠処理も引き継ぎ指示もできません。

深夜・早朝や、危篤の段階ではどう連絡する?

訃報は時間を選べません。深夜や早朝に第一報を入れる必要があるときは、電話を避けて文面で送り、冒頭に「夜分に失礼いたします」「朝早くに失礼いたします」とだけ添えます。ここで朝のあいさつと夜のお詫びを両方書いてしまうと不自然になるので、送る時刻に合う方だけを使ってください。

危篤の段階で連絡する場合は、まだ確定していないことを前提に「急に休む可能性がある」と伝えておくのが親切です。「祖父が危篤との連絡を受けました。明日、急にお休みをいただく可能性があります」と書いておけば、上司も先回りして段取りを組めます。結果として何事もなかったときは、あらためて一報を入れれば十分です。

逆にあなたが上司から危篤の連絡を受けた側になった場合は、詳しく事情を聞こうとせず、行動を後押しする返信が喜ばれます。仕事の心配をさせないことが、いちばんの気遣いになります。

例文

朝早くに失礼いたします。母が危篤との連絡を受け、これから病院へ向かいます。本日は終日お休みをいただきたく存じます。状況が分かり次第ご連絡いたします。

早朝送信の形。まだ確定していないことは「分かり次第」でまとめます。

例文

ご連絡ありがとうございます。どうかお気になさらず、お側にいてあげてください。こちらのことはご心配なく、必要な対応は私が引き取ります。

上司や同僚の危篤連絡に返すとき。質問を重ねず、行動を支える一文にします。

避けたい例

大変ですね。ちなみに明日の会議の資料だけ今日中にいただけますか?

緊急時に業務の要求を重ねる形になり、相手を追い詰めてしまいます。

上司からのお悔やみメールへの返信は、何と返せばいい?

上司から「このたびはご愁傷さまです。ゆっくり休んでください」といった返信が来たときは、長く書く必要はありません。「ご丁寧なお気遣いをありがとうございます」と感謝を述べ、「お言葉に甘えさせていただきます」と厚意を受け取る。この2文で十分に礼を尽くしています。

返信の際に「ご心配をおかけして申し訳ありません」と謝る方も多いのですが、忌引きは謝る必要のある事柄ではありません。お詫びよりも感謝を前に出したほうが、受け取る側も気が楽になります。どうしても一言添えたいときは「ご迷惑をおかけしますが」程度にとどめましょう。

返信のタイミングは、落ち着いてからで構いません。葬儀の前後で手が離せないときは、既読だけつけて一日後に返しても失礼にはあたりません。ビジネスチャットならスタンプだけで済ませず、短くても文字で返すほうが丁寧です。

例文

ご丁寧なお気遣いをいただき、ありがとうございます。お言葉に甘えて、○日まで休ませていただきます。出社しましたら改めてご挨拶に伺います。

感謝→受諾→復帰の見通し、の順でまとめた基本形。

例文

温かいお言葉をありがとうございます。無事に葬儀を終えることができました。ご配慮いただき助かりました。

葬儀後に返信するときの形。短くても気持ちは伝わります。

避けたい例

了解です。ありがとうございます。

目上の相手への「了解です」は避けたい表現。「承知いたしました」に置き換えます。

上司の身内が亡くなった、訃報LINEへの返信はどうする?

逆の立場で、上司から「母が亡くなりました」と連絡が来たときは、まず短くお悔やみを述べ、次に「仕事のことは気にしないでほしい」と伝えるのが基本形です。死因や経緯を尋ねるのは避け、こちらから聞くのは葬儀に参列してよいかどうか程度にとどめます。

LINEやチャットで訃報が届いた場合、同じLINEで返して問題ありません。ただし絵文字やスタンプは使わず、文字だけで返すのが無難です。「お悔やみ申し上げます」は文面でも口頭でも使える、もっとも汎用性の高い言い回しです。

忌み言葉(重ね重ね、たびたび、続いて、など)は避けるのがマナーとされます。とはいえ完璧さよりも、早く短く返すことのほうが相手にとって助けになります。悩んで返信が遅れるくらいなら、一行でも送ったほうがよいでしょう。

例文

ご連絡ありがとうございます。このたびはお悔やみ申し上げます。業務のことはご心配なさらず、どうぞご家族との時間を優先なさってください。

LINEでもメールでも使える基本形。絵文字は入れません。

例文

心よりお悔やみ申し上げます。差し支えなければ、ご葬儀の日程をお知らせいただけますでしょうか。こちらの業務は私が調整いたしますのでご安心ください。

参列を検討する場合。聞くのは日程だけにとどめます。

避けたい例

えっ、大丈夫ですか!?ご病気だったんですか?急すぎますね……

経緯を問う質問や驚きの表現は、相手に説明の負担をかけてしまいます。

葬儀後のお礼と、上司からの「お礼メール」への返し方

忌引き明けに出社したら、まず直属の上司に口頭でお礼を伝え、香典や供花をいただいた場合はその旨にも触れます。メールで済ませたい場合も、内容は「休暇のお礼」「香典のお礼」「業務に復帰する旨」の3点で十分です。菓子折りを用意するかどうかは職場の慣習によるので、同僚に確認してから決めると安心です。

一方、上司側が喪主となり「このたびはご厚志をありがとうございました」というお礼メールを受け取ることもあります。この場合、本来は返信不要とされる場面ですが、一言返すなら「お気遣いは無用です」「どうぞご無理なさらないでください」と、相手に次の返信をさせない文面にするのが思いやりです。

お礼のやり取りは往復させないのが原則です。「ありがとうございます」に「こちらこそ」と返し続けると、相手の負担が増えます。一往復で自然に終わる書き方を意識しましょう。

例文

本日より業務に復帰いたします。忌引き休暇をいただき、また過分なお心遣いを賜り、ありがとうございました。不在中はご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。本日以降、通常どおり対応いたします。

復帰時のメール。お礼→お詫び→復帰の宣言、で完結します。

例文

ご丁寧なご連絡をありがとうございます。どうかお気遣いなさらないでください。まずはお身体をお休めになってください。

上司からの葬儀のお礼メールへの返し。返信を重ねさせない締め方にします。

避けたい例

とんでもないです!こちらこそご連絡ありがとうございました。またお礼させてください。

やり取りが終わらず、喪主側に負担が残ります。

文面に迷ったときの判断の目安

忌引きにまつわる連絡は、正解が一つではありません。判断に迷ったら、「相手に追加の作業や返信を発生させていないか」を基準にしてみてください。休む期間が書いてあれば上司は勤怠処理ができ、引き継ぎ先が書いてあれば指示が出せます。逆に、感情の説明や過度なお詫びは、相手に気遣いの返信をさせる原因になります。

社内文化によって適切な距離感は変わります。ふだん上司がフランクな口調でも、訃報や忌引きの場面では敬語に統一し、絵文字やスタンプは控えるのが無難です。それだけで「きちんとしている」という印象は保てます。

送る前に一度、相手の立場で読み返してみると、過不足に気づきやすくなります。自分のトーク画面のやり取りを見ながら、この返信でよいか確かめたいときは、スクリーンショットから流れを読み解くスクショ診断を使ってみるのも一つの方法です。

よくある質問

上司への忌引き連絡は、電話とメールのどちらがいいですか?

始業時間帯など相手が出られる時間なら電話が丁寧ですが、深夜・早朝や移動中はメールやチャットで構いません。文面で送る場合は「取り急ぎ文面で失礼します」と添え、後日あらためて口頭でお礼を伝えると安心です。

上司から「ゆっくり休んでください」と言われたら、返信は必要ですか?

一言でよいので返すのが丁寧です。「ご丁寧なお気遣いをありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」といった短い文で十分で、長い説明は不要です。手が離せないときは落ち着いてから返しても問題ありません。

上司の身内の訃報にLINEで返信しても失礼になりませんか?

相手がLINEで知らせてきた場合は、同じLINEで返して差し支えありません。ただし絵文字やスタンプは使わず、文字だけでお悔やみと「仕事は気にしないでください」の二点を短く伝えるのが無難です。

忌引き明けに菓子折りは必要ですか?

職場の慣習によるため、同じ部署の同僚に確認するのが確実です。必須ではなく、口頭のお礼と復帰の連絡だけで十分な職場も多くあります。香典をいただいた場合は、別途お返しの有無を家族とも相談して決めましょう。

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